ADHDに向いている仕事・不向きな仕事
接客業、工場のライン作業、事務職...
これまで色々なオシゴトを経験してきたADHDのわたし(不注意優勢)の視点から、ADHD、特に不注意型の特徴を持つ人に向いている・不向きな仕事を2つずつご紹介します。
※私個人の経験談です。ご了承ください。
《ADHD(不注意型)に向いている仕事》
・単発のライン工
最初に簡単なレクチャーを受け、同じ作業をただひたすら繰り返すだけなので覚えることもそうありません。作業中は基本的に私語を禁止している職場ばかりのためストレスなく黙々と仕事に取り組めます。
単発のバイトや派遣であれば面倒な人間関係に悩むことなく、気に入らなければ次回からは別の就業先を選択することもできますが、その特性ゆえ就業先によっては"埋め合わせの道具"程度にしか思われず非常に冷たくあしらわれてしまうことがあります。
気弱で豆腐メンタルな方にはオススメできませんが、お財布が寂しくなってしまった時などのピンチヒッターとしてはもってこいです。
・事務職(経理)
不注意型のADHDが経理!?と思われてしまうかもしれませんが、これが意外と型にはまることが多いのです。
基本的に経理はルーティンワークなので、一度覚えてしまえば月間の仕事は毎月同じことの繰り返しなので落ち着いて仕事に臨めます。
もちろん、会社の核の部分を担って膨大な額を管理していくため責任は重大ですが、やりがいや社会の一員として貢献しているという充実感も得られるはずです。
《不向きな仕事》
・接客業全般
イレギュラー、横柄なお客さん、ゆえの万年人手不足…
とにかく心身ともに削られます。
職場や業界によりますが常に忙しく、繁忙期なんかは文字通りてんてこ舞い。
そんな中焦ってミスを連発しようものならコテンパンにされます🍞
必要以上に自責の念に苛まれたり、2次障害で鬱病を患ってしまう恐れもあるため避けた方が良いでしょう。
・事務職 (人事・総務)
事務職は向いている仕事でも取り上げましたが、部署によっては不向きな仕事にもなり得るお仕事です。
大方仕事がルーティン化されている経理に比べ人事や総務の仕事はイレギュラーに起こる事柄に対するその場その時の適切な判断・対応力が求められます。
柔軟で臨機応変に動けなければ仕事にならないと言っても過言ではありません。
《まとめ》
一口にADHDといっても適性や能力も人それぞれ。
社交的な方や瞬間的な判断力に長けている方も多くいらっしゃるので仕事の向き不向きは一概には言えません。
自身と向き合い、⦅自分にできること⦆と⦅どうしても苦手なこと⦆を明らかにすることが、自分にピッタリのお仕事にめぐり合える近道です。