ADHDのクレーム処理
ADHDの治療を始めてからしばらくして、それまでしていた事務のアルバイトを辞めました。
俗にいうクレーム処理が主な仕事内容だったため、それも鬱を誘発した原因の1つだろうから辞めてしばらく穏やかに過ごしてみるといい、とカウンセラーさんや主治医に助言をいただき退職に踏み切りました。
確かに思い返すとこれまでのカウンセリングでもアルバイトが辛い、と幾度となく話していたのでかなり負担になっていたんだなと改めて思いました。
仕事の覚えが悪く自分自身に対してストレスを抱えていたのもありますが、クレーム処理はなかなか精神的にこたえました。
結構目からウロコ級のクレーム、多いんですよ。
「おたくの商品使えない!」
とのクレームが入ってヒアリングをしていると、どうやら使い方が間違っていたようで
アドバイスをすると使えるようになったのですが、
「使いたい時に使えなかったんだからそっちの責任だ!うちまできて土下座して謝れ!」「この詐欺師が!」
なんてことも…
私何もしてないのに…詐欺師呼ばわりかい(T-T)
もう延々と怒りをぶつけられることは日常茶飯事で、1日で辞めちゃう子なんかも結構いました。
私も何度もばっくれてしまいたくなることがありました…
何とか持ちこたえましたが仕事場へ向かう電車の中では毎度吐き気との戦いで苦しかった…
クレーム処理に関しては全く慣れることができず電話片手に冷や汗かいて泣きそうになりながらオロオロアウアウ状態(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
この類の本は読み漁りました。
同じく苦労している人がいるんだなと思うと心持ち強く頑張れました。
激昂している人を相手にしながらそのほかの仕事も覚えなければならない毎日。
しんどくて怖くて頭が真っ白になりミスを連発し、当然怒られまた萎縮してしまいパニックになり…
1日8時間週4〜5で、我ながらよく耐えたなと思いました。
除籍せずに働かせてくれた会社や一緒に働いていた方々にも今となっては感謝の気持ちでいっぱいです。
大学時代はいろいろなバイトをしてきましたがこのクレーム処理の仕事が一番キツかったかなと思います。(お給料の良さにつられてつい…)
もう朝から晩まで電話越しに謝りっぱなしな毎日とはおさらばだ!と思うとすごく気が楽になり、抱えていた負担が少し軽くなりました。
一緒に働いていた人の中には「どうなだめるかを考えながら話すのがゲーム感覚で楽しい」だとか「天職だ」とか言う人もいて…
彼らの感覚は私には全く理解できませんでしたが、世の中いろんな人がいるんだなと改めて思いました。
強く逞しくて羨ましい…!!!
私も弛まぬ強靭なメンタルが欲しい(;ω;)
辞めてからはしばらく休んでのんびり暮らしていました。
休養期間のことは次回書こうと思います!
それではやって参りました、
本日の格言
"Bona valetudo melior est quam maximae divitiae."
「健康とは最高の富よりも価値あるものである」
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