コンサータ
疑問を持ち始めたのは薬物療法を始めて1ヶ月が過ぎた頃。
「これ、効いてるの…?」
自分の体に変化が起きていることは自覚があった。
もどかしいのですが、言葉では上手く言い表せない。
なんだろう、脳内にぐわんぐわんとお寺の鐘が響き渡る、というかその音の振動を間近で常に感じているような…
って全然伝わらないですよね。汗
すごく冴えている。
覚醒ってこういう感じのことをいうのかって思ってしまったくらい。
感覚だけですが、常に意識が全方向に研ぎ澄まされているかのように敏感になっていました。
(私の場合は薬をのんで約2時間ほどで↑のような効果(症状…?)が現れ、大体6〜7時間くらいそんな状態が持続していました。)
ただ、うっかりや不注意、対人恐怖症(主に職場の先輩やお客さんに対して)やそれに伴う吃音は全くもって治らない。
仕事で使うボールペンを何本も何本も無くしては新しいものを買うことを繰り返したり、連日鍵を閉める/持って行くのを忘れたり、耳や目から得た情報処理に時間がかかってしまったり(あげく混乱してしまう)、と最早ミスとも呼ばないくらいしょうもないことで呆れられることは今までと変わりはなかった。
インターネットで調べてみても割と評判が良さそうだったコンサータだが、言うほどADHDや鬱の症状に変化はありませんでした。私には。
薬の効果には個人差があるのかなと妥協していたけれどこんなにも効き目に差があるのもオドロキ。
初めの頃はなんだか効いているような気もしていたがあれは単なるプラセボ効果だったのではないかとも思い始めました。
そうなるとやはりまた辛くなる。
行き場のない悲しみに暮れて絶望要塞に閉じ込められ途方にくれること程しんどいことってわたしにとってはそうそうない。
その後半年ほど服用を続けていましたが、特に効果を感じられることはありませんでした。